2010年08月28日

日本株週間展望

9月第1週(8月30日-9月3日)の日本株相場は、下値を切り下げる見通し。

米国景気の減速懸念が一段と強まる中、為替の円高警戒感が続いている。

個人投資家による信用買い残は高水準にとどまり、見切り売りが徐々に相場を押し下げそうだ。

日本銀行の政策や国内政局を見極めようと、商いも閑散となる。

8月第4週の日経平均株価の終値は前の週末比188.32円(2.1%)安の8991.06円、9000円の大台を割り込み大幅安。

25日には一時8807円と2009年4月30日以来、約1年4カ月ぶりの安値を更新した。

政府・日銀から具体的な対策が示されない中、円高進行による日本経済の先行きが警戒され、自動車や電機、精密など輸出関連株中心に幅広い業種が売り込まれた。

日銀の企業短期経済観測調査(短観、6月調査)の10年度の想定為替レートは1ドル=90円18銭。

現在の為替水準はこれよりも5円以上円高であり、輸出企業の収益動向が警戒される。

野田佳彦財務相は25日、15年ぶりの円高を受けて「必要な時には適切な対応を取らなければならない」と述べ、介入も辞さない構えを示した。

しかし、市場では介入は難しいと見る向きが多い。

東京証券取引所が24日に発表した資料によると、20日時点の信用買い残(制度信用と一般信用の合計)は東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で1兆8611億円。

昨年1年間の平均である1兆3447億円よりも4割多く積み上がっている。

26日時点の松井証券の信用評価損率は21%と、投資家が見切り売りを出すと言われる20%をすでに超す。
 
日銀の白川方明総裁は26日から5日間の日程で米国に出張しており、27、28日に開かれる米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウムに出席する。

白川氏は各国金融当局首脳と意見交換をする予定で、発言などが注目される。

このほか、国内では31日に7月の鉱工業生産指数が発表される予定。


 
posted by dianage at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式展望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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